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インクジェットプリンタのインクってどうして高いの?をあえてプリンタメーカー目線で

      2013/12/10

なぜインクジェットプリンタのインクは高いのか?

そりゃ、インクで儲ける仕組み(プリンタ本体だけではペイしない)になってるからですよ。
でも、インク高いよね?
互換インクでいいよね?(でもメーカー保証受けられなくなるってマニュアルには…)
ってか、そもそもプリンタ数年もしたら使えなくなるのは何故?
ちょっと高くてもいいから長く使えるプリンタってないの?

昔からよく言われてます。

プリンタは安くなるけど、インクは高いし、年々インクの容量が減ってる、と。

あとよくある話が、年賀状を印刷しようとしたらちゃんと印刷出来なかった。
プリンタが電源入れるたびにクリーニングで無駄にインクを使ってる!

まぁ、そうなんですよね。
そこで、今のようなプリンタになってしまった理由を考えてみました。

何故インクは高いの?

そりゃ、冒頭にもあげた通り、プリンタ本体ではペイしないんです。

私の小さい頃、出たばかりのインクジェットプリンタはモノクロでした。
印刷速度も遅かったです。
でも、値段もそれなりにしました。

ま、これは時代の変化や技術革新様々な理由でも安くなってきていますが、
他の業界(例えばゲーム機業界など)同様、本体だけ売れてもダメなんです。

インクジェットプリンタはインクが売れてなんぼです。

だから、詰替えキットメーカーや互換インクメーカーとプリンタメーカーは度々裁判を起こしてます。

消費者からすれば、何でも安く買いたい。

でも、プリンタメーカーはインクが売れないと…。

年々インクコストが高くなっていってしまいます。
まぁ、その中の理由には綺麗に印刷する為に色数が増え、インクの質も向上し、
などといったちゃんとした理由もありますが、
どう見ても前の型番のプリンタインクよりちっちゃくなってるじゃないの!と怒りたくなるぐらい
年々プリンタインクのパッケージは小型化しています。

プリンタ本体の小型化も理由にはならなくもないですが、
どんどんインクを売れる仕組みを考えなきゃならない。
互換インクを使われないようにしないとやっていけない理由があるんですね。

個人的にも素人のインク詰め替えや互換インクはオススメしません。
メーカー保証云々もありますが、年々プリンタは繊細になっていっています。
実はちょっとした気泡が入り込むだけでプリントが掠れたりインクが出なくなったりするトラブルの元なんです。
どう見ても無駄に見える電源いれる度のヘッドクリーニングも、そうならないようにする仕組みの1つなんです。

分かった。じゃあ、数年もするとインクジェットプリンタが使えなくなるのは?

よく印刷する人に言われることですが、
インクジェットプリンタは純正品を使っててインク代を真面目に払っていても
いつかは「廃インクタンクがいっぱいです。メーカーに云々」メッセージが出てきて
半ば強制的に使えなくなります。

大切に使っていても何故使えなくなるんだ!
一定期間するとお金を出しても対応してもらえなくなる!

こういった意見もよく聞きます。

中には

廃インクタンクとか交換可能にすればいいじゃない!

ってのも。

 

廃インクタンクの存在。

冒頭にもあげた通り、インクジェットプリンタはプリンタヘッド(印字部分)を維持する為に
半ば無駄にインクを吐き出します。
また、写真プリントが増えた今、フチ無し印刷をする人は多くなりました。
さて、そのフチを越える無駄なインクやクリーニングに使われたインクはどこに行くでしょう。

ぱっと見、プリンタの蓋をあけてもスポンジしか見えません。
でも、そのスポンジだけだとインク吸収には限界があります。
そこで、廃インクタンク部分にわざわざポンプで吸いだして貯めこむ仕組みができています。

じゃあ、そこを交換すればいいんでしょ?
わざわざ高いお金払わせなくても…

と思う人は多いです。

 

さて、ここから本題。

以前、プリンタを分解したことがあります。
というか、中学生時代から数えたら何台分解したことか。

分解した理由は様々ですが、まぁそれはそれとして。

プリントユニット本体

昔、こんなふうにプリンタを分解しました。
このときも廃インクが原因でした。

まぁ、ここでは書けませんが、プリンタによってはコマンドを送るなり
特定の操作なりでプリンタ内部の情報をリセットすることができるものもあります。

プリンタ内部には何回印刷したか等の情報が記録されていくんですね。
で、一定量(廃インクタンクがいっぱいになってそうな頃合い)を超えたときに

廃インクが!メーカーに言って交換して!

って言います。(メッセージが出ます。)

そんなん気にせずリセットして印刷を続けた結果…。

インクが漏れた

 

傾けてもいないのにプリンタからインクが漏れるようになってしまいました。
分解した様子からもわかるように、ヘドロのようにドロっとしたインクが本体から漏れるんです。

スポンジ吸収体

 

プリンタのスポンジ吸収体部分は写真の通り、インクを吸収しますが、吸収しきれないインクはスポンジを経て、
廃インクタンク(写真では右側のプリンタ底面部)にたまっていきます。

一定量を超えると傾けただけでインクが漏れちゃうんです。

プリンタヘッドの下あたり

 

スポンジ吸収体にたまりきれないインクは揮発性の水分だけ蒸発し、インクがヘドロのようになってたまっていきます。

たまに、廃インクタンクの交換ユニットとかあって、インクも大容量で詰め放題なプリンタ作ればいいんじゃない?

という意見も聞きます。

 

プリンタ、いくらで買いますか?

民生用のプリンタ市場は今、激戦状態です。
安物というか、印刷できるだけ、若しくは印刷と簡単なコピーだけ出来る複合機なんて
1万前後で売られています。

ちょっと高そうな無線LAN搭載モデルでも5万からお釣りがきます。

一部、業務用としては大容量インクタンクモデルだったり廃インクタンクなどを含めて
メンテナンスできる仕組みのものもありますが、民生用ではめったにありません。

「インク交換してたら服が汚れた!弁償して!」

なんて言われた日にはメーカーもたまったものではありません。

結局、消費者のニーズとメーカーの思惑の結果、今のプリンタ市場になってしまいました。

 

 

分かった。けど、インクが年々減ってるのは許せない!

日本ではインクの量を公表する決まりはありませんが、
EU圏内では販売するインクの容量を公表しなければならないようになっています。

じゃあ、同型番のインクなら同じインク量だよね?

と思いたいところですが、日本市場、アメリカ市場、EU市場で販売されているインク(プリンタ含む)は
型番が同一ではないのが大半です。

同一モデルは存在することはしますが、インクのパッケージを見ると「日本市場専用」とか書かれています。

つーまーり、インクの量が同じかどうかは分解して測ってみるしかわからないんです。

 

 

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Comment

  1. スターウォーズ10年ぶりだより:

    遠い昔(11年前)はるかかなた(埼玉北部)のラオックスで….
    強インクというフレーズで発売されたエプソンのカラリオPX-V500を2004年の年末当時9800円で購入するがインクは4色4000円近くしてインクの中身が残っててもすぐに印刷できなくなる仕様であったが作りが単純であった為インクリセッターを使う事で31系以外の32・33・41が併用可能で2007年には ハードオフでジャンクインクが出回る低コスト機になった しかし印刷枚数が3000枚超えるとインクパッド交換時期です修理してくださいとメッセージがでてしまう事態に陥るが2008年謎のロシア人の手により、リセットプログラムが開発され海外ドキュメンタリーでもネタにされてしまった。もはや中古は存在せずメーカーからもサポート期間は終了したが、いまだに現役のプリンターである(意外に丈夫)PX-V500がVISTAと共にあらんことを(ドライバービスタまで)

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